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銀行の海外送金にかかる手数料高すぎるわ。手軽に安く海外送金できるサービスがあればいいな。海外在住でも使えるといいけど。
こんな疑問にお答えします。
マイロ(@sekainopolice)です。
マレーシアに移住して4年が経過。マレーシア滞在中にも日本のクレジットカードを使ってアマゾンで買い物をして日本円を消費するので、定期的に海外送金しています。
結論から言うと、Wiseを使って海外送金をしましょう。
銀行を使えば使うほど、損してますよ。
とはいっても、「Wiseとはなんぞや、信頼できるのか」「お金のことだから信用できる銀行を使わないと」と思っているあなたへ。
安心してください。
この記事では、実際に僕がWiseを使って1回の送金ごとに1万円以上節約してる経験をもとにWiseの仕組み、銀行との比較、使い方を解説していきますね。
Wise(ワイズ)とは
まずはこちらのWise公式動画を御覧ください。
Wiseとは実際に国際送金をすることはなく、国際送金をしたい人同士を結ぶことで、海外送金の手数料を大幅にカットしたサービスです。
つまりお金の移動は国内だけなので銀行手数料や仲介料が取られず、受け取れる金額も増えるというわけ。
Wise(ワイズ)のメリット
Wiseを使って海外送金をするメリットは以下の通り。
- 手数料が安い
- 両替レートはミッドマーケットレート
- アカウント無料
- 早い
- 多通貨に対応
- オンラインで完結
- Wiseデビットカードが超便利
以上の7つ。
順番に解説していきます。
手数料が安い
先程も述べたとおり、国際送金したい人を結ぶことでお金の移動は国内で完結するため、銀行仲介手数料を大幅にカットできます。
日本からマレーシアへ海外送金する場合
日本の送金人の銀行口座→Wiseの日本口座
Wiseのマレーシア口座→マレーシアの受取人の銀行口座
Wiseの流れとしては上記の通り、国内の資金移動で完結。
日本からマレーシアへ海外送金する場合
日本の送金銀行→中継銀行→…中継銀行→マレーシアの受取銀行
このように多くの銀行を仲介することによって、手数料が高額になり結局受け取れるお金が減ってしまうのです。
一方でWiseは多くの銀行を仲介することがないので、海外送金にかかる手数料が格安。
両替レートはミッドマーケットレート
両替レートはミッドマーケットレートなので隠れコストは存在しません。
銀行で海外送金をする場合は、銀行独自のレートで両替されます。
この銀行独自のレートはリアルタイムのレートから手数料として引かれているので隠れコストとして、受け取れる金額が減ってしまうのです。
しかしWiseではヤフーファイナンスやグーグルで表示されるリアルタイムのレートで両替できるので、隠れコストは発生せず受け取れる金額も減りません。
アカウント無料
こんだけ安く海外送金が可能なのにも関わらずアカウント開設費、アカウント維持費は無料。
気軽にネットでアカウント作成できます。
早い
銀行送金の場合だと、中継銀行を多く経由するので受取までに1営業日から5営業日かかります。
しかしWiseは銀行とは異なる海外送金なので、送金してから受け取るまでの時間は爆速。
多通貨に対応
米ドルやユーロなどのメジャーな通貨だけでなく、マイナーな通貨まで対応しています。
送金可能な国はこちらより確認できます。
オンラインで完結
アカウントの作成や送金の手続きはすべてオンラインで完了。
レートが良いときに、いつでもどこでもさくっと送金できます。
Wiseデビットカードが超便利
これはメリットがありすぎるのでわかりやすく箇条書すると。
- 外貨での支払いが可能
- 銀行口座と同様の機能
- 低コスト
- モバイルアプリで管理
まず1から説明するとWiseデビットカードは、国際送金サービスWiseのアカウントとリンクされているため、外貨での支払いが可能です。これにより、海外旅行や海外オンラインショッピングなどで外貨での支払いが必要な場合でも、為替手数料やクレジットカード利用手数料の節約できます。
また銀行口座と同様にATMで現金を引き出したり、VISAが使える店舗ならば、世界中どこでも使うことができます。
以前ベトナムに行ったときに、Wiseデビットカードを使ってベトナムドンをATMから引き出しました。手数料はATM利用料の22,000VNDとWiseの両替手数料のみでかなり低コストで済んだと思います。
Wiseは安全なの?
ここまで良いことづくしだと逆に不安になりますよね。
ですが安心してください。
Wiseで送金したお金は保証金として法務局に保全されるので、万が一の場合でも保証されるので安心。
僕は今まで10回以上利用してきましたけど、なんも問題もありませんでした。
実際に銀行とWiseを使って海外送金を比較してみた
実際に僕が銀行とWiseを使ってマレーシアから日本へ海外送金をしたので、そのときにかかった手数料や日数を比較してみました。
銀行の海外送金にかかった手数料や日数(送金時である2020年8月のレートで計算)
RM8000(約20万5000円)をマレーシアのHSBC銀行を使用して、日本の地方銀行へ海外送金。
入金から受取額 | 手数料 | |
---|---|---|
HSBC銀行 | RM8000入金 | |
HSBC銀行手数料 | RM25(約640円) | |
日本の銀行手数料(1度目) | RM117.6(約3010円) | |
日本の銀行手数料(2度目) | RM233.88(約6000円) | |
・・・ | ・・・ | |
手数料合計 | RM376.48(約9650円) | |
受取額 | 20万2311円着金 レートRM1=25.288875円 |
着金額とは別に約9650円の手数料を支払っているので実質19万2661円の着金です。
またこのときの銀行のレートがRM1=25.288875円でしたが、実際のミッドマーケットレート(ヤフーファイナンスのレート)はというとRM1=25.947644円でしたので約0.659円の差があります。
実際の受取額にすると5270円分レートが悪くなりましたので、隠れコストがここで発生していたということですね。
つまりRM8000を銀行経由で日本へ送金した場合は、約9650円の銀行手数料に隠れコスト5270円分を加えた約14920円が合計手数料として徴収されました。
このときの取引で着金までにかかった日数は1日でした。
Wiseの海外送金にかかった手数料や日数(送金時である2020年8月のレートで計算)
RM5000(約12万8000円)をWiseを使用して、日本の銀行へ送金。
入金から受取額 | 手数料 | |
---|---|---|
Wise | RM5000入金 | |
Wise手数料 | RM17.66(約450円) | |
・・・ | ・・・ | |
手数料合計 | RM17.66(約450円) | |
受取額 | 12万5617円 レートRM1=25.2125円 |
手数料が引かれた金額の12万5617円が入金されました。
もちろんミッドマーケットレートなので隠れコストも発生せず、実際にかかった費用はWise手数料の約450円のみ。
受け取りまでににかかった時間は6時間だったので1日も待っていません。
送金額や送金日が違うので一概に銀行とWiseの比較はできませんが、Wiseを使った場合のほうが圧倒的に安くなることがわかったかと思います。
Wiseの登録方法
Wiseの登録には以下のものが必要です。
- 本人確認書類(免許証やパスポート)
- 送金先銀行口座
- マイナンバー(日本円から送金する場合)
上記のものを準備したらWiseのアカウントを作成します。
メールアドレス、パスワード、居住国を入力したらアカウントは作成できます。
アカウントを作成したら、次に個人情報を入力します。
僕(マレーシア)の場合はマレーシアの現住所を登録後、駐在員を選択してパスポートの写真を送信したら承認されました。
日本円から海外送金する場合はマイナンバーが必要になりますが、マイナンバーを持っていない人でも登録できます。
マイナンバーを持っていない人はWiseから送られる簡易書留(日本の住所)に確認コードが同封されているので、そのコードを入力すれば大丈夫。
Wiseの使い方
送金手続きの一連の流れは以下の通り。
- 通貨と送金額を入力
- 受取人を指定
- 詳細を確認
- 送金目的を指定
- 入金方法を指定
- 振り込みをする
順番に見ていきましょう。
通貨と送金額を入力
送金額、送金通貨、受け取り通貨を入力します。
送金額を入力した時点で受取額、為替レート、送金にかかる手数料が表示されるので単純明快。
ここに表示される手数料だけが徴収されるので、これ以上のお金は支払う必要はありません。
ちなみに比較のボタンをクリックすると銀行やPayPalを使った海外送金と比較することができます。
銀行を使った場合にかかる手数料も一覧として表示されるので便利ですね。
ただここで比較されてる銀行手数料には、日本の銀行に着金したときの手数料は含まれていないので、実質の受取額はもっと低いです。
受取人を指定
次に受取人を指定します。
新規で受取人を追加すると
- 受取通貨
- 受取人の銀行
- 受取人の口座名義
- 受取人の口座番号
が必要になるので、事前に準備しておきましょう。
詳細を確認
次に詳細を確認します。
入力してきた情報に間違いがなければ、確認をクリックして次へ進みます。
送金目的を指定
次に送金目的を指定します。
だいたいの当てはまるものでいいかと思います。
入金方法を指定
次に入金方法を指定します。
デビットカード入金だと手数料は余計に取られてしまうので、銀行振込かオンラインバンキングがおすすめ。
振り込みをする
最後にWiseに入金して、「振り込みを行いました」をクリックすれば海外送金の手続きは完了。
手続自体は簡単なので5分もあれば終わるかと思います。
海外送金はWise(ワイズ)一択です【銀行は使うな】:まとめ
海外送金にWiseを使うメリットは以下の6つ
- 手数料が安い
- 両替レートはミッドマーケットレート
- アカウント無料
- 早い
- 多通貨に対応
- オンラインで完結
- Wiseデビットカードが超便利
僕は実際に1回の送金ごとに1万円以上節約しているので、いまではWiseは欠かせません。
さらにWiseで送金したお金は保証金として法務局に保全されるので、万が一の場合でも保証されるので安心。
海外送金に銀行を使うのはもったいないので、Wiseを使いましょう。
コメント
お聞きしたいのですが、マイロさんはマレーシアで、トランスファーワイズのアカウントを作成したんですよね?
マレーシアでも、アカウントを作成できるんですか?
「日本円から海外送金する場合はマイナンバーが必要になりますが、マイナンバーを持っていない人でも登録できます。
マイナンバーを持っていない人はトランスファーワイズから送られる簡易書留に確認コードが同封されているので、そのコードを入力すれば大丈夫」と書いてますが、確認コードはマレーシアの住所に送られてくるんですか?
日本円から海外送金する場合は、トランスファーワイズの三菱UFJ銀行に振り込んだら処理されるんですか?
色々聞いて申し訳ありませんが、おしえていただけますか?
宜しくお願いします。
松さん、コメントありがとうございます。
質問を抜粋する形で、ご返信させていただきます。
|マイロさんはマレーシアで、トランスファーワイズのアカウントを作成したんですよね?
おっしゃるようにマレーシアでトランスファーワイズのアカウントを作成しました。
|マレーシアでも、アカウントを作成できるんですか?
住所をマレーシアで登録したらできました。その際、駐在員の項目にチェックを入れる必要があります。
|確認コードはマレーシアの住所に送られてくるんですか?
いいえ、確認コードは日本の住所に送られますので、日本の住所(実家など)を入力して確認コードを受け取る必要があります。なので、もし松さんが海外に住まれている場合はご家族の協力が必要になります。
|日本円から海外送金する場合は、トランスファーワイズの三菱UFJ銀行に振り込んだら処理されるんですか?
僕はまだ日本からの送金は試したことがありませんが、トランスファーワイズの振込先銀行は三菱UFJ銀行に限らず、他銀行になる可能性があるようです。
入金はデビットカードか銀行振り込みの2つしか選択できませんので、ご注意ください。
今後ともよろしくおねがいします!
マイロさんは、日本の住所を抜いてマレーシアに住んでるんですか?
もしそうなら、親の住所で確認コードは日本の住所で受け取れるんですか?
おっしゃるようにマレーシアに住所を移しました。
僕が実際に確認コードを受け取ったわけではないので確実なことは言えませんが、他の方の情報によると確認コードを家族の住所に送れば受け取れるみたいです。
ありがとうございました。
今からアカウント開設してみます。