追記:古くなった情報もあったのでアップデートしました。
せかっくマレーシアに滞在してるからマレーシア株に投資してみたいけど、どうやって株投資を始めればいいの?どこの証券会社がおすすめ?簡単に口座が作れて手数料が安いところ教えて。できたら良い銘柄も。
こんな疑問にお答えします。
マレーシアの株式投資歴4年、日本の株式投資歴12年のマイロです。
現在はポートフォリオ見直し中。
結論から言うと、Rakuten Trade(楽天証券)での口座開設一択。
せっかくマレーシアに滞在しているなら、銀行の定期預金だけではもったいないですよ。
今はコロナショックにより定期預金の金利は下がっているので、もらえる利息も微々たるもの。
新興市場で成長が著しいマレーシアではコロナ下でも成長している銘柄もあり、優良な投資先を見つければインカムゲインだけではなくキャピタルゲインも期待できます。
なぜマレーシアで株投資
理由は下記になります。
- 税金がかからない(日本非居住者)
- 株価が安い
- 人口が増加傾向
順番に解説していきます。
税金がかからない
当たり前ですけど、できるだけ支払う税金は少なくしたいですよね。
マレーシアでは配当金、譲渡益などに対して税金はかかりません。ちなみに日本は約20%の税金がかかります。
100万円で買った株を150万円で売ったとします。
日本では150−100=50万円の売買益に約20%の課税がされ、約10万円が税金として徴収されるので結果的に40万円が手元に残ります。
マレーシアでは50万円の売買益に税金はかからないので、50万円の利益がまるまる手元に。
※年間利益として計算して、復興特別所得税と手数料は考慮していません
税金のあるなしで手元に残るお金はこれだけの差(今回の例だと約10万円)があるので、できたら税金は払いたくないですよね。
もちろん株式投資には様々な要素が複雑に絡み合ってるので、税金のあるなしで一概に有利とは言えませんが税金がかからないだけでも断然お得。
2024年2月現在は再び割安になりました
投資の基本は安く買って、高値で売ることです。
株価が割安か否かはPERという指標から、見ることができます。
世界のPER平均は2024年2月現在で17.8、マレーシア平均は12.9で世界と比較したら割安な数値を示しています。(ちなみに日本は14.6なので日本のほうが割高)
ただこのPERは毎日変動するので、あくまで参考程度に。
人口が増加傾向
一般的に人口増加と経済成長は密接に結びついています。
経済成長のためには人口の増加も欠かせません。
そこでマレーシアの人口分布を見てみると、
(出典:世界の人口ピラミット)
きれいな富士山型とは言えないものの20代から30代が最も多く、今後の人口増加が予想されます。
次に人口の推移予想は、
(出典:世界の人口ピラミット)
2070年までは人口増加が続くと予想されるので、中長期的な観点からマレーシア経済は成長していくことが期待できます。
マレーシアの証券会社の比較 ー Rakuten Tradeが便利
マレーシアの株式投資事情がわかったところで、次にマレーシアの証券会社を見ていきましょう。
代表的なところで「Rakuten Trade」「Maybank Investment」「CIMB Investment」「Public Invest」などがあります。
その4社を比較した表が以下。
手数料\会社 | Rakuten Trade | Maybank Ivest | CIMB Invest | Public Invest |
---|---|---|---|---|
最低限の手数料 | 1RM | 12RM | 29.68RM | 12RM |
10万RM未満 | 9RM-0.1% | 0.42% | 0.45% | 0.42% |
10万RM以上 | 100RM | 0.42% | 0.22% | 0.21% |
もはや一目瞭然ですね。Rakuten Trade(楽天証券)が他社に比べて圧倒的に安いです。
他にもRakuten Tradeにするメリットは以下の通り。
- CDS開設費無料
- ネットで完結
- 銀行を問わずに開設できる
- ポイントプログラム
- アメリカ、香港株に投資可能
順番に解説していきます。
CDS開設費無料
Rakuten Tradeなら口座開設費は無料です。
通常マレーシアで証券口座を開設する際にはCDS開設費用としてRM10がかかります。
無料で口座が開設できるのでしない手はないですね。
ちなみに僕がRakuten Tradeで口座を開設した際はRM10徴収されたので、利用者に優しくなったのかもしれませんね。(もしくは今だけのキャンペーン?)
ネットで完結
口座開設のために証券会社の支店に行くのめんどくさいですよね。
Rakuten Tradeはすべてネット完結です。
口座開設、株式売買をすべてネットで行えるので便利。
銀行を問わずに開設できる
開設した証券口座と銀行口座を連携していなかったら取引ができません。
Rakuten Tradeならマレーシアにある銀行に限り、どの銀行からでも手数料無料で送金やお金の受け取りができます。
他の証券会社は、特定の銀行からだけでないと証券口座に送金ができないといったケースがあるので、どの銀行からでもRakuten Tradeに送金できるのは便利。
ポイントプログラム
Rakuten Tradeでは取引をするごとにポイントが貯まります。(RM1の取引手数料の支払いごとに1RTポイントが貯まります)
ちなみにRTポイントは1RTポイント=RM0.01の価値があり(1%キャッシュバックと同等)、Rakuten Tradeで取引する際に手数料の割引として使えます。他の使い方としてはエアアジアポイントに交換でき、その交換レートは1RT=1ポイント
他の証券会社ではポイントプログラムがないのでこの特権はRakuten tradeだけ。
エアアジアポイントについては「BigPay(ビッグペイ)カードでポイント3重取り【在住者限定】」で詳しく解説しています。
アメリカ、香港株に投資が可能
アメリカと香港株にもマレーシアから投資ができます。これはまだ試してないのでどんな感じなのかわからないですが、マレーシアから投資できるのは便利ですよね。
手数料とかもマレーシア株の投資に比べて若干の違いがあるので、いずれ投資した際に注意点などを更新していきたいと思います。
人気記事 【仮想通貨投資はLUNO一択】マレーシアでもビットコイン買えます
Rakuten Trade(楽天証券)の口座開設方法
マレーシアで証券口座を開設する上で必要なもの
- ビザ(MM2Hや就労ビザなど)
- マレーシアの銀行口座
- 銀行取引明細のコピー
- 住所証明(自分の名前が載っている賃貸契約書や公共料金の支払い明細)
- パスポートのコピー
上記のものを準備したらこちらのRakuten tradeのサイト、もしくはGoogle検索でRakuten tradeと検索してホームページを開きます。
住所証明は僕の場合、自身の名前が記載されている賃貸契約書(ハウスメイトとシェアしているため)や公共料金支払い明細がなかったので、銀行に登録した住所と名前が同一の紙に記載されている用紙を提出しました。
Cash UpfrontのSign Upをクリック。
それぞれの項目を入力していきます。
- NationalityをJapanにしたら、パスポート入力画面へと変わります。
- BNM Residency Statusはマレーシアの居住者か非居住者の選択。
- Set Usernameはログインするときなどに使用するので、任意のユーザーネームを入力しましょう。
- Referral Codeに「b3beOHNSWX」を入力しますと、1000RTポイントを獲得できます。
記入必須箇所すべての入力を終えたら、Proceed to Next Stepをクリック。
こちらの項目では職業や住所、口座情報などの個人情報を記載していきます。
記入が終わったらProceed to Next Stepをクリック。
上から順番に解説していくと、
- 投資経験 ー 過去の自身の投資経験を適当に選択
- PEP確認項目 ー 一般人は(d)None of the aboveを選択
- FACTA ー アメリカ国籍以外はNoを選択
- CRS申告 ー マレーシアで税を納めている居住者かそれ以外か
それぞれのチェックが終わったら、Submit Applicationをクリック。
以上でRakuten tradeの口座開設は終了となります。
うまくいけば営業時間なら2時間以内に承認されるはず。
マレーシアで株投資の証券口座を開設する方法【Rakuten Tradeが便利】:まとめ
マレーシアにいくつもある証券会社の中では「Rakuten trade」がおすすめ。
- CDS開設費無料
- ネットで完結
- 銀行を問わずに開設できる
- ポイントプログラム
- アメリカ、香港株に投資可能
その他にもRakuten tradeは他の証券会社に比べて手数料も安い。
またスマホのアプリは日本の楽天証券のアプリ「iSPEED」とほぼ同じで、使いやすいですよ。
マレーシアで株式投資を始める理由は以下の3つ。
- 税金がかからない(日本非居住者)
- 株価が安い(2024年2月現在)
- 人口が増加傾向
マレーシア市場は流動性という観点において日本よりは低いですが、コロナ下でも10倍以上値上がりした銘柄はいくつもあります。
今後マレーシアは緩やかな経済成長が期待できそうなので、しっかりと成長銘柄を掴むことができたら資産にも余裕が生まれるはず。
そして何より税金がかからないというのがマレーシア株式投資の特権。
マレーシアで資産運用を始めてみませんか。
コメント
Rakuten Tradeで取引されているとのことですが、日本に本帰国予定がある場合は取引開始すべきではないでしょうか?日本の証券口座に移管ができないようなので、口座を解約する時に今保有している株式はどうされる予定か教えて頂きたいです。
返信が遅れて申し訳ありません。
ご自身の取引スタイルによるかと思います。もしご自身が短期トレーダーなら1年以内の帰国予定であっても十分株式取引ができます。
私がもし口座解約する場合はおそらくすべての株式を売却します。