前回のMaybankに続き、今回はマレーシア第2位の銀行「CIMB(シーアイエムビー)」のクレジットカードを徹底解説します。
CIMBは「年会費無料 × ラウンジ・特定特典の破壊力」が魅力です。 特に旅行系(Travelシリーズ)とガソリン系(Petronas)のカードスペックは、使い方によってはMaybankを凌駕します。
今回は、CIMBが現在発行している主要なクレジットカードを目的別に網羅しました。
1. CIMBカードの特徴と審査基準(2026年版)
-
年会費無料が多い: プラチナ、インフィニットクラスでも「年会費永年無料」のカードが多く、サブカードとして持ちやすいのが最大の特徴です。
-
審査の壁: Maybankに比べ、外国人への審査は少し独特です。
-
年収基準: 外国人の場合、カードランクに関わらず 年収RM60,000〜RM90,000 程度を求められることが多いです。
-
定期預金(FD): 審査状況によっては、「定期預金(Fixed Deposit)を作って担保にするなら発行する」という条件付き発行になるケースがあります。
-
2. 【旅行ガチ勢】CIMB Travel World Elite Credit Card
CIMBの最上位カード(通称:黒カード)。 以前付帯していた HoteLuxのステータス付与などの特典は終了 しましたが、純粋な「マイル・ラウンジカード」としての実力は依然として最強クラスです。
【ここが凄い】
-
ラウンジの質: 通常のPlaza Premium Loungeだけでなく、より高級な 「Plaza Premium First」 にも入れます。これが年12回使えるのはこのカードだけです。
-
マリオットポイント: マリオットポイントに交換する場合、「RM1 = 1ポイント」 という等価交換が可能です。ホテル好きにはたまらないレートです。
3. 【旅行好き】CIMB Travel World Credit Card
Eliteの弟分ですが、ポイント倍率が「8倍」に強化されており、非常にバランスの良いカードになっています。
【Elite(上位カード)との違い】
-
ポイント: Eliteは10倍、こちらは8倍。差はわずかです。
-
ラウンジ: こちらも 年12回無料 ですが、「Plaza Premium First」は対象外(通常のPlaza Premium Loungeのみ)です。
-
年会費: Eliteの半額以下。
マイル還元率も RM1.56 = 1マイル と非常に優秀で、正直なところ「Eliteじゃなくてもこれで十分」という人が多い隠れた名カードです。
4. 【コスパ最強】CIMB Travel Platinum Credit Card
「とりあえずCIMBを作るならコレ」 という入門カードにして、隠れた実力派です。 年会費完全無料ながら、海外・航空券利用でポイント5倍 という高還元スペックを持っています。
年会費無料でこれだけのポイント倍率とラウンジ特典が付いているのは破格です。「旅行用のサブカード」として持っておいて損はありません。
5.【ダイニング】CIMB Visa Infinite
| 項目 | 内容 |
| 最低年収 | RM 120,000 |
| 年会費 | 永年無料 |
| ポイント |
・5倍(5x): ダイニング・海外 ・1倍(1x): 国内 |
| 空港ラウンジ |
初年度のみ5回無料 ※2年目以降は年RM60,000の利用が必要 |
| 特典 |
・Subang空港ラウンジ利用(年12回/月条件あり) ・高級ホテル・レストランでの割引優待 |
「年会費無料のVisa Infinite」として人気でしたが、ラウンジ特典の条件が厳しくなりました。
-
変更点: 以前は無条件で使えましたが、現在は 「初年度は無条件で5回無料。2年目以降は年間RM60,000以上の決済がないとラウンジ特典消滅」 となっています。
それでも 「ダイニング利用でポイント5倍」 や 「Visa Infinite限定のホテルレストラン割引(最大50%など)」 は健在。 ラウンジ目当てならTravelシリーズの方が良いですが、「ホテルご飯をお得に食べる専用カード」としては優秀です。
6. 【ガソリン】CIMB PETRONAS Visa Infinite-i
| 項目 | 内容 |
| 最低年収 | RM 120,000 |
| 年会費 | 永年無料 |
| キャッシュバック |
・最大12%: PETRONAS給油、EV充電、Setelアプリ ・最大6%: 食料品、ダイニング、キャッシュレス駐車 |
| 空港ラウンジ | 年4回無料(Plaza Premium Lounge) |
「車社会マレーシアの最強カード」 です。 Petronasでの給油やSetelアプリ利用で 最大12% という驚異的なキャッシュバックが得られます(※月のカード利用総額に応じた変動制)。 さらに 「食料品」も最大6%還元 の対象。 しかも、年会費無料で ラウンジも年4回 ついています。
車通勤の人や、自炊派の人は、Travelシリーズよりもこちらの方が実利(現金還元)が大きいでしょう。
7. 【キャッシュバック】CIMB Visa Signature
CIMBのスタンダードなキャッシュバックカードです。 オンラインショッピングや日常の買い物で還元を受けたい人向け。
ただし、「ラウンジ重視なら Travel Platinum(年4回)」、「ガソリン重視なら Petronas」と、最近は他のカードの方がスペックが高い傾向にあります。 「ポイント計算は面倒、ガソリンもあまり入れない、シンプルにオンライン買い物の還元が欲しい」という人向けの一枚です。
8. まとめ:結局どれを作るべき?
2026年現在のCIMBカードは、以下の3択がファイナルアンサーです。
-
海外出張・旅行が多い人(ラウンジ・マイル重視)
-
CIMB Travel World Elite (または World)
-
Elite: 最強のラウンジアクセス(First Class)と最強還元率。
-
World: ポイント8倍でEliteに肉薄する還元率。コスパ重視ならこちらが正解。
-
-
車によく乗る & 自炊派(実利重視)
-
CIMB PETRONAS Visa Infinite-i
-
ガソリン12%還元と食料品6%還元は、生活費の節約に直結します。
-
-
とりあえず無料でラウンジ保険が欲しい(サブカード派)
-
CIMB Travel Platinum
-
CIMBはキャンペーン(新規入会でキャリーケースプレゼントなど)を頻繁に行っていますので、タイミングを見て申し込んでみてください。


コメント